〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
さて礼儀とは何でしょう。マナー、礼儀、作法・・なんか同じような感じの言葉です。マナーが悪い、マナーを守りましょう、マナー違反・・こんな言葉もよく耳にします。
私が学んだ現代作法道では「マナーとは相手を想う気働き」です。
相手の立場になって考えることができればマナーはよくなります。こんなことをされたら私だったらどう思うだろう、こんなことを言われたら・・そのうえで、こんな言葉をかけられたら嬉しいな、こうされたら楽しいだろうな、という風に考えて行動すればいいのです。
そして大事なのは、きちんと行動と言葉で示すこと。ただ思ってるだけでは全く相手に伝わりませんよ。「あなたのことを大切に想っています」の気持ちを行動と言葉でしっかり表現することです。行動とは、身だしなみを整え姿勢よく美しい態度で接すること。言葉とはいわゆる正しい敬語を使うことです。
とはいえ、いつでもどこでもまったく同じように自分が知ってる最高の礼儀正しさで接することだけがマナーではありませんよ。
例えば、ざっくばらんな場でひとりだけ礼儀正しく最上級の敬語で話すのはどうでしょうか。浮いた感じになるし「ほら、私はこんなにマナーを知ってるんです。私が正しくてあなたが間違ってる」と相手を責めている感じではありませんか。その場にいる人に不快感を与えたり恥ずかしい思いをさせる、というのもマナー違反です☆彡
お琴の師弟関係における礼儀について私なりの考えでいうと、師匠に対して失礼にあたると思うことはしないようにしています。例えば連絡せずに時間に遅れる、月謝を忘れる、練習せずに稽古に行く、などです。師匠が私のために時間を使ってくださることに対して、できる限りの礼儀はつくすようにしています(^▽^)/
だからといって自分が教える立場になってそこまで求めているわけではありませんが、礼儀とはそういうものだと感じます。
これだからマナーって難しくて嫌いだわ~、なんて言わずに、まずは目の前にいる大好きな人、家族や友達が喜ぶことを考えてみてください。楽しいでしょ♡
写真は琴柱(ことじ)。手前の黒っぽいのは昔のものです。
ではまた