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2022/09/11
リサイタルします!③ ~神仙調舞曲~  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

2022年10月13日のリサイタルで演奏する曲について想いをつづります💜の2回目

~神仙調舞曲~(1951年正月 東京で作曲)
「しんせんちょうぶきょく」と読みます。作曲者は唯是震一(ゆいぜしんいち)です。

「神仙」というのはドレミでいうと「ド」の音で(ABCでいうと「C」)主音を神仙の音で調弦されている曲、という意味でこの曲名になったのかな、と思います。箏の曲の多くは「D」を主音としていますので、一音低くなると雰囲気がガラッと変わり、そのあたりも作曲者のこだわりがあるのだと思います。(はい、凡人の私には未知の領域です・・)

曲は3楽章からできています
第一楽章【羽根つき】 お正月に子どもたちが楽しそうに羽根つきをしているようす
第二楽章【提灯行列】 作曲者の唯是氏が子ども時代を過ごした北海道で、七夕に子どもたちが提灯(ちょうちん)を手にして歌い歩くようす
第三楽章【アイヌの子の踊り】 同じく唯是氏が子どもの頃、北海道のアイヌの村を訪れたときの思い出

北海道出身の唯是氏自身の子どもの頃の思い出の風景を切り取ったような、どこか懐かしく可愛らしさが漂う曲で、どの楽章もそれぞれ小品として綺麗な曲です(^▽^)/

唯是震一(1923~2015) 箏演奏家であり作曲家。「組曲 長崎十二景」は竹久夢二の絵に着想を得た作品で、坂東玉三郎によって舞踊化され何度も演じられているそうです。(ウィキペディアから引用)

ではまた