〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
さて、狂言(きょうげん)をご覧になったことはありますか?
能・狂言・歌舞伎・日本舞踊・・・日本には世界に誇れる伝統芸能がたくさんあります。
そのなかでも狂言は、当時の日常を切り取って面白おかしくお芝居にしていて、言葉は昔のままなのに大いに笑えるんですよね。狂言師の方の表現力は本当に素晴らしいです♡
そして狂言の中には、お芝居だけではなく「舞」もあって、この度、プロ狂言師の安東元氏からのお声がけで、狂言小舞「雪山」をお琴で表現してみました。前半は謡に合わせて伴奏、後半は舞に合わせて演奏いたしました。。。といっても実はお琴の音だけ録音しての本番当日に狂言師の方が謡い舞われるのです!その舞台では書道家の方が大筆で歌詞を書いていく、というパフォーマンスも!!
参考までに「雪山」の歌詞です(^▽^)/
「春ごとに 君を祝いて若菜つむ わが衣手(ころもで)に降る雪を 払わじ払わで そのままに 受くる袖の雪 運び重ね 雪山を 千代に降れと作らん 雪山を千代と作らん」
~安東さんの解説~
春が来る度に(1月〜3月)、あなたの大切に想う人の幸せや健康を祈って、春の七草を(七草粥を作る為に)摘みに野へ出ていたら、雪がヒラヒラと降り出して来ました。初めは着物に纏わりつく雪を手で払っていましたが、どんどん降ってくるので、そのまま着物の袂を受け皿にし、雪を集めて雪の山を作ろうと思いました。あなたが大切に想う人が無病息災にまた、安穏に過ごせますようにと、願いながら作る雪の山。このような幸せな時間が続くのであれば、この雪はもっと降り続いて欲しいと願う、素敵なバラードです。
袴姿の男性が扇子ですべてを表現して舞う姿は本当に美しいです♡
★書と狂言小舞と琴★★なんだかワクワクします(⋈◍>◡<◍)。✧♡
日本の伝統芸能がこれからどんどん広がり世界中に浸透していってくれたら嬉しいなぁ~
ではまた