兵庫県西宮市の礼儀作法も学べるお琴・三味線教室です 阪急夙川駅・JRさくら夙川駅より徒歩6分 明るく清潔感あふれるスペースで和楽器を楽しみましょう

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2021/05/19
カエルが池に飛び込む音って?  
〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

☆日本の暦豆知識☆
2021年5月21日は「小満(しょうまん)」 万物が成長して天地に満ちる頃です。麦畑が黄緑色に色づき収穫期を迎えます。

さて、田んぼに水が張られるとそろそろ「ゲロゲロ・・」と聞こえてきますよね。カエルの鳴き声を聞くと私は子どもの頃を思い出して懐かしくなります。雨上がりの放課後、友達とおたまじゃくしを見つけに行ったりカエルを捕まえたり・・

松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な句があります。池に ’ぽちゃん’ とカエルが跳びこむ音に風情を感じる。。感じますか?

風情を感じる、という方は日本人の心をお持ちです!池に落ちる「ぽちゃん」という音、そしてカエルの声、そのほかにも虫の声を聴いたり川のせせらぎを聞いたりしたとき、日本人は四季折々の風景を思い起こし「そろそろ梅雨やなぁ」「夏も終わりやなぁ」「心地ええなぁ」「風情があるなぁ」と様々な想いでその音を聴きます。

この感性は日本人特有のものらしく、外国人にとってはただの雑音なんだそうです。四季を大切にし丁寧に暮らす日本人ならではの感性を大事にしましょうね♡

ではまた。。

2021/05/02
モチベーションを維持するのはむずかしい?  
〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

☆日本の暦豆知識☆
2021年5月1日は八十八夜。立春から数えて八十八日目にあたります。「八十八夜の別れ霜」の言葉通りこの日以降は農作物の霜害はなくなり三日後には「立夏」を迎えます。「夏も近づく八十八夜〜♪」と唱歌でも歌われるようにこの時期は茶摘みが最盛期で新茶がおいしい季節ですね(^o^)丿

さて今回のテーマは「モチベーション」
直訳すると「人が何かをする際の動機付けや目的意識」ですが、簡単に言うと「やる気」です。

この「やる気」が結構厄介な感情で、たとえばせっかくお琴のレッスンに通い始めても
  • 最初の頃の熱量がさめてしまう
  • 慣れてくると目移りして他が良く見える
  • 始めてみたら思っていたことと違う
  • 思い描いていた成長や結果が出ない
  • 自分に向いていない、と思い始める

こうなってくると、お金がもったいない、時間がない、など、都合のいい言い訳をてんこ盛り考えて辞めてしまう。。

世界で活躍する一流のプロフェッショナルでもずーっと同じレベルのモチベーションを維持することなんて無理です。みんな多かれ少なかれ、しんどいなぁ、いややなぁ、って思う日もありながら過ごしています。

モチベーションが下がる、いわゆるやる気が起きない状態になる原因の一つは、目標設定が高すぎること。
「あんなこともこんなこともできるようになりたい」「しかも最短距離で」というのは虫が良すぎるお話です。

まずは小さな「できた」体験を積むこと。そこから「練習したらこんなことができた」という自信になり、この自信は「わたしはこれでいいんだ」という自己肯定感につながります。

細〜く長〜くモチベーションを保つとかならず成長の結果が見えてきます。ぜひそこまで頑張ってみてくださいね〜!(^^)!(お琴だったら私がお手伝いします!)

☆写真は沢井忠夫作曲「百花譜」演奏☆