兵庫県西宮市の礼儀作法も学べるお琴・三味線教室です 阪急夙川駅・JRさくら夙川駅より徒歩6分 明るく清潔感あふれるスペースで和楽器を楽しみましょう

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2021/07/21
電子音では癒されません(・_・D  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です


☆日本の暦豆知識☆
2021年7月28日は土用の丑(うし)の日です。「土用」とは季節の変わり目の前18日間のことを指します。つまり立春、立夏、立秋、立冬の前で年4回訪れます。ただ夏土用だけ話題になるのはウナギ屋さんの策略とも言われますが、とにかく夏バテしないように栄養のあるウナギを食べて元気に過ごしましょう♡

さて、今回は  電子音では癒されません  のお話です
以前、「癒しの音楽」というCDを聴きました。バックで川のせせらぎや鳥の鳴き声が入っていて、音楽はシンセサイザー(と思われる)が美しいメロディーを奏でていました。

しばらく聞きましたがなぜか全然癒されずかえって気持ちがザワザワしてきました。そしてザワザワの原因はどうも電子音だということに気が付きました。

楽器を習うと頭が良くなる、という説があります。理由はいろいろありますがその一つに生の楽器は「自然の音」だからです。生の楽器は音が「共鳴」するので、出した音以外の音色が聞こえてるんです!(言葉では分かりづらくてすみません。。)そしてその音こそ私たち人間の細胞レベルに良い影響を与えてくれる→頭が良くなる!のだそうです♡

私は日ごろ生の楽器であるお琴と三味線を弾いたり聴いたりしているということもありますが、生の楽器の音と電子音は種類が全く違うもので、電子音を長時間聴くことはできないんだな、と気づきました(-_-;) とにかく落ち着かないのです。

昨今はこの電子音で世の中が埋め尽くされています。携帯電話、ゲーム、音楽・・・もしかすると一日中電子音だけに囲まれているかもしれません。

家で過ごす時間が増えている今、生楽器の音をもっと聞いてみませんか。(弾いてみたいな、と思ってもらえたら嬉しいです♡それがお琴だとなお嬉し♡♡)

ではまた

★写真は能舞台で演奏したときの記念に一枚★


2021/07/04
和楽器は日本の宝です♡  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

☆日本の暦豆知識☆
7月7日はたなばたですね。七夕と書いて「たなばた」「しちせき」とも読みます。笹竹に願い事を書いた短冊を飾ります。♪ごしきのたんざく わたしがかいた〜♪ の五色は中国の陰陽五行説の「赤・青・黄・白・黒」です。

さて、やっとのことで文化庁が和楽器伝承のために動き出しました。

和楽器の販売数が激減するなか、昨年とうとう東京の有名な老舗三味線店が廃業の危機というニュースが流れました。それを受けて若者に人気の和楽器バンドがチャリティーコンサートで寄付を募ってくれたり、全国から注文や修理の依頼がきたりして、何とか現在も営業を続けていらっしゃるようです。ただ、これも一時の事。焼け石に水でそもそもの需要が減っているので根本的な解決には至っていません。歌舞伎はじめ日本舞踊・能・狂言など日本の伝統芸能には必ず和楽器が必要です。なのに日本の教育現場はこれをないがしろにしてきたツケが回ってきたのです。

要するに和楽器を演奏する人を増やさなければいけません。文化庁は演奏者数の底上げを目的にまずは大学の箏曲部に楽器を無料貸し出し?とかのん気なことを言ってますが、何もしないよりはましです(-_-;)

 

小学校で鍵盤ハーモニカやリコーダーを強制的に買わせる(言葉が悪くてすみません)代わりに、琴爪や三味線のバチを買ってもらって、「MY 爪」「MY バチ」で和楽器を演奏する授業を増やすことってできないんでしょうか??


「指導者不足」などと言ってる場合じゃありませんよ!子どもたちのために指導したいと思っている和楽器奏者は、私も含めたくさんいると思います♡

熱くなってしまいました(-_-;) ではまた

★写真は縁あって私が指導に行ってる小学校のお琴たち★