〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
☆日本の暦豆知識☆
2021年6月21日は夏至(げし)。1年の内で昼間が一番長い日です。夜の8時くらいまで薄明るく子どもの頃帰りが遅くなって叱られたことを思い出します^^; 近年では「キャンドルナイト」といって照明をつけずにロウソクの火で夜を過ごす、というイベントが人気とか。
さて今回は「母国語を美しく話す」というおはなし。
日本語に限らず、きちんとした言葉を身につけた人は美しく見えます。欧米では服装がどんなにみすぼらしくても言葉がきれいな人は上流階級の人とみなされるそうです。
まさしく「言葉は人なり」で、話し言葉が美しい人は美しい生き方をしていて、誠実で教養があり尊敬できる人、という印象を持ちませんか。印象だけではなくその判断は正しいです。
最近よく耳にするのは男女問わず「うまっ」(おいしいという意味)という言葉。「うまい」は本来男性が使う言葉です。綺麗な女性からこの言葉を聞くと本当にがっかりします。「お里が知れる」とはよく言ったものです。
また「うっせえわ」という歌が流行ったりしてますね。歌のタイトルだとわかっていても、この言葉はもし自分に向けられたとしたらすごく傷つきます。子どもたちが場面を考えず使っているとしたら怖いことです。
日本語は語彙が大変豊かです。自分のことを言うだけでも「わたし、わたくし、わて、あたし、おれ、ぼく・・・」まだまだありますよね。
国際化する社会でつい外国語の習得に目を向けてしまいがちですが、せっかく言葉豊かな日本に生まれたのですから、まずは美しい日本語を話す凛とした日本人を目指しましょう!!
当教室では、お琴を通じて言葉遣いなどのマナーもお伝えしています。またマナー教室も開講していますのでどうぞお気軽にお問合せくださいね。
ではまた♡
★写真は 夙川箏コンサートより「春の海」 尺八 マイケル・コネリー 箏 むらずみ貴子★