兵庫県西宮市の礼儀作法も学べるお琴・三味線教室です 阪急夙川駅・JRさくら夙川駅より徒歩6分 明るく清潔感あふれるスペースで和楽器を楽しみましょう

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2022/04/27
おと(音)を聴いてますか?  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

4月初め、夙川沿いの満開の桜を見に行きました🌸そこには桜だけでなく鳥たちのさえずりや風でなびく木々の音があり、しばらく立ち止まってその音に耳を傾けると、時間が止まったように感じました♡

すれ違う人を見ると、ほとんどの人がイヤホンをしていて、こんなに美しい音を聴いていないんだ、と思うと残念でした。

お気に入りの音楽?何かの情報?・・いま自分の目の前の風景から聴こえる自然の「音」をシャットアウトしてまで聞かなければいけない音でしょうか?

音を遮断すると「気配」も感じられなくなります。皆さんは音を聞いて「気配」を感じますよね。「後ろから人が近づいてきたな」とか「この足音はあの人だな」とか。この「気配」は危険を察知するうえでもとても重要な人間の本能です。私から見ると、イヤホンしてる人は「わたし無防備です」と宣伝してるようなものでして。。ほんとにアブナイ(-_-;)

以前街中を歩いていて、私が近くにいることに全く気付かず突然ぶつかりそうになる人が何人もいましたが、その人たちは必ずイヤホンをしていて、ぶつかりそうになったことすら気づかず(ということは当然謝ることもなく)立ち去っていきました。「おっとっと・・」と避けた自分が恥ずかしいやら、見知らぬ相手に対して腹立たしいやらで本当に嫌な思いをしました。

スマホの普及でいつでもどこでも自分のお気に入りの時間に入っていける時代。便利でもあり危険でもあり・・・

何でもかんでも「すきま時間を有効に」という言葉に惑わされて、本当に大切な音を聴き逃しているかもしれませんよ。

お琴という楽器を演奏する者としては、音楽を聴くことを否定しているように思われるかもしれませんが。。自然界の「音」もっと聴いてみましょうよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

写真は青々としたもみじと満開の桜♡

ではまた


2022/04/09
春なので…🌸  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

春ですね♡

日本では4月はスタートの時。学校も多くの企業も一斉に新年度になります。ぽかぽか暖かい日が続き、色とりどりの花が咲いて心がウキウキします。

当教室の名前にもある「夙川(しゅくがわ)」は、兵庫県西宮市の河川で、桜が川沿いに1,600本ほど植えられていて今年もそれはそれは見事な桜が咲き誇りました🌸 「日本さくら名所100選」にも選ばれています。(地元住民としては嬉しい♡♡)

ここ2年ほどはコロナというモンスターが、世界中を恐れと不安でいっぱいにしてきましたが、人間を侮るなかれ、これからは巨大なモンスターと共存しながら前に進もうとしています。人間って素晴らしい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

なんか新しいこと始めたいなぁ。。と思うのもこの季節。
  • テレビ(今はYouTube?)見てたらなんか気になった
  • 友達が始めてみたら面白いと言っていた
  • 以前からずっと気になっていた
  • そういえば子どもの頃憧れていた
  • 最近何回か同じものを見た(聞いた)
こんな感じで気になったり、ふと思い出したりしたことがあれば、思い切って始めちゃってくださいね。

これがお琴だったらめっちゃ嬉しいけど…♡  無料体験レッスンありますよ~

ではまた

2022/03/24
宮城道雄ってだれ?  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

さて、宮城道雄(みやぎみちお)ってだれでしょう。

お琴に携わっているものとしては、呼び捨てにするのもはばかられる偉大な箏奏者&作曲家の先生です。

お正月に日本中で聞かれる「春の海」の作曲者です。と言ってもまだ??の人も多いことでしょう。タン、タタ タタタタ タン・・と歌ってあげたいけど、伝わりましたでしょうか(-_-;) 

明治から昭和にかけての時代を駆け抜けた人で、お琴の世界を大きく変えました。

宮城氏は6歳頃に視力を失い、大人になってからの生きる糧として琴を習い始めました。家庭は貧しく、13歳ころにはすでに一家を支えるために弟子を取って収入を得ていたそうです。そのうち師匠から習った曲だけでは飽き足らず作曲を始めるようになります。14歳の時初めて作曲したのが「水の変態」という曲で、今でも名曲&難曲として人気が高く弾き続けられています。

宮城氏の功績として挙げられるのは何といっても「17絃」の発明です。それまで13絃のお琴しかなかったところに、17本の絃でしかも低音が出る楽器を作ってしまいました!現在は17絃なしでは考えられないくらいに当たり前に存在します。

今では当たり前でも、当時はやはり「こんなのお琴じゃない」と彼を批判する声も多かったようです。前回の八橋検校もそうですが、時代を変える異端児の出現に、いつの時代も最初はあれやこれや文句をつけますね(-_-;) 

昭和4年、彼の代表作「春の海」が発表されると、シュメーというフランス人の女性バイオリニストが感銘を受け、ぜひバイオリンで演奏したい!ということで、琴 宮城道雄、バイオリン シュメー、で演奏したところ世界中で人気を博しました。

昭和31年、寝台列車からまさかの落下事故で死去。当時すでに超有名人であった宮城氏の事故は大きなニュースになりました。享年62歳。

宮城先生の曲が聞きたくなってきましたよね💛私は弾きたくなってきました。。

ではまた。

2022/03/12
八橋検校さん☆彡  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

今年2022年の冬は寒かったですね。瀬戸内は比較的温暖な気候ですが、今年は雪が舞う景色を何度か見ました。

さて今回は、江戸時代に活躍した八橋検校(やつはしけんぎょう)について。

以前にも書きましたが「検校(けんぎょう)」というのは当時の盲人組織の最高官位のことで、なかでも八橋検校はお琴の世界では超有名人です✨

有名な(そうあってほしい^_^;)「六段の調べ」という曲の作曲者ですが、彼はそれまでになかったものを次々と発表して世間の話題を集め、超人気者だったそうです。

例えば、「平調子」というお琴の基本の調子(西洋のドレミみたいなもの)を考案したり、お琴だけの器楽曲を作曲したり・・今では当たり前すぎて??ですが、八橋検校さんが作るまではなかったものです。

既成概念を取っ払って奇抜なアイデアを形にしていった、という意味では当時の異端児だったんでしょうか(^^♪ 現在でいうとどなたでしょう?想像してみてください。きっと賛否両論あったでしょうね☆

京都の銘菓「八橋」は、新商品を作った京都のお菓子屋さんが、当時の人気者である八橋検校にあやかって命名したと言われています(諸説ありますが)。あのシナモンが効いた硬い方の八橋ですよ(写真)💛 形もお琴の形になっています。最近は柔らかくて三角のものが主流ですが、この機会にお琴の形をした硬い八橋を召し上がってみてくださいね。私も食べたくなってきました♡

ではまた

2022/02/23
ええ塩梅(⋈◍>◡<◍)。✧♡  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

もうすぐひな祭りですね。写真は鈴のおひなさま♡教室に飾ってます☆彡

さて、「ええ塩梅やなぁ~」という言葉、使いますよね。。今の若い人たちはあまり使わないかもしれませんが(-_-;)

「エンバイ?」「シオウメ?」と思ったそこのあなた!「あんばい」と読みますよ。

料理の塩加減から転じて、物事や体調の具合の事を指します。

「塩」と「梅」。まさしく梅干しを漬けるときの塩加減のことです。私自身、数年前から梅干しを漬けるようになって知ったことですが、梅の重さの13%以上の塩を入れなければ腐るそうです。かといって大量の塩を入れると塩辛いだけの梅干しになります。今でこそ割合がはっきり出ていますが、きっと昔の人は経験の中でその割合を見つけ出したんでしょうね。ちょうどいい塩加減・・・

何事も「ちょうど良い」が一番です。お琴の演奏も力を入れすぎてもダメ、抜きすぎてもダメ。手も体もリラックスしてちょうどいい「塩梅」の力で弾くと素晴らしくよく響く音が出ます♡いい音が出たときは気持ちいいいです(^^♪

以前聞いた話。。。いま皆さんの周りにいつもいる人たち、いますよね。親、兄弟、家族、友人、上司、同僚・・・その人たちは今のあなたにとって「ちょうどいい(塩梅の)人」だそうです。

嫌なことを言われて腹が立ったり、悲しくて泣きたくなったり、辛くて苦しかったり・・人生いろんな目にあいますがそのすべてが「今のあなたにちょうどいい」んだそうです。

そういわれて??と違和感を感じた人は、今の人間関係を一度見直してみてはいかがでしょうか。

「いまの」あなたにちょうどいいのであって、「未来の」あなたにはふさわしくない人かもしれませんよ。将来どうなりたいか、を考えるきっかけになるかもしれません♡

ではまた

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