〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
今年2022年の冬は寒かったですね。瀬戸内は比較的温暖な気候ですが、今年は雪が舞う景色を何度か見ました。
さて今回は、江戸時代に活躍した八橋検校(やつはしけんぎょう)について。
以前にも書きましたが「検校(けんぎょう)」というのは当時の盲人組織の最高官位のことで、なかでも八橋検校はお琴の世界では超有名人です✨
有名な(そうあってほしい^_^;)「六段の調べ」という曲の作曲者ですが、彼はそれまでになかったものを次々と発表して世間の話題を集め、超人気者だったそうです。
例えば、「平調子」というお琴の基本の調子(西洋のドレミみたいなもの)を考案したり、お琴だけの器楽曲を作曲したり・・今では当たり前すぎて??ですが、八橋検校さんが作るまではなかったものです。
既成概念を取っ払って奇抜なアイデアを形にしていった、という意味では当時の異端児だったんでしょうか(^^♪ 現在でいうとどなたでしょう?想像してみてください。きっと賛否両論あったでしょうね☆
京都の銘菓「八橋」は、新商品を作った京都のお菓子屋さんが、当時の人気者である八橋検校にあやかって命名したと言われています(諸説ありますが)。あのシナモンが効いた硬い方の八橋ですよ(写真)💛 形もお琴の形になっています。最近は柔らかくて三角のものが主流ですが、この機会にお琴の形をした硬い八橋を召し上がってみてくださいね。私も食べたくなってきました♡
ではまた