〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
さて検校って知ってますか?そもそもなんて読む?
「けんぎょう」と読みます。八橋検校(やつはしけんぎょう)はお琴では有名な「六段の調べ」の作曲家です。
古典曲の作曲者によく出てくる「検校」さん。八橋検校はじめ、菊岡検校、八重崎検校、松浦検校・・私は長い間、当時流行していた名前だと思っていました。(今でいう「翔太」「健斗」みたいな・・(-_-;)
これは実は位の名前です。さかのぼること平安時代。琵琶や箏を教えていた盲人に官位を与えたのが始まりだそうです。江戸時代にはしっかりした盲人の組織が存在し「検校」は最高位。優秀なエリートさんです。検校のほかに、勾当(こうとう)、別当(べっとう)、座頭(ざとう)などがあります。
「座頭」といえば・・・あの勝新太郎さんの「座頭市」(若い人は知らない^_^;) 「座頭」の位の「市さん」という意味だそうです。そういえばあの方は盲目の浪人さんでメチャメチャ強くて悪者を退治してくれてましたね♡(子どもの頃のおぼろげな記憶ですが・・)
ではまた♡