〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜
夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です
☆日本の暦豆知識☆毎年9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」ですが、知らない方も多いと思います。(私自身マナーを勉強するまで知りませんでした(-_-;))「重陽」とは中国の陰陽説から来ており、縁起が良いとされる奇数(陽数)の一番大きな数字9が二つ重なることから中国では大変めでたい日とされています。この日は菊の花に不老長寿の願いを込めて祝います。日本であまり知られていない理由として「9」という数字が日本では「苦しむ」を連想し、どちらかというと縁起が悪い数字のイメージがあることから、あまり普及しなかった、と考えられます。
さて今回はバランス感覚について
バランス感覚とはすなわち「俯瞰する力」です。
例えば、学生にビジネスマナーを指導するとき、封筒の表書きの練習をします。
履歴書やエントリーシートなどA4サイズのものを送ることが多く、当然それに見合った封筒に入れます。すると大きな封筒にちまちまっと住所や氏名を書く人が結構います。斜めにいがんでる人もいます。細いボールペンで書く人もいます。封筒の大きさに見合った大きさや太さの文字を書く、というのは簡単なようですが意外と難しいことです。「もっと遠くから封筒を見て」「真っすぐ書けないんだったら鉛筆でうすく線を弾いて」「ボールペンは細すぎるのでサインペンで」と細かく指導します。
実は音楽にもバランス感覚が大いに必要です。曲全体のイメージをつかむ俯瞰する力が非常に重要です。
私事ですが、師匠に「あなたの音楽は何が弾きたいのかわからないときがある」といわれました。そういうときは難しい部分をとにかく手が動いて弾けるようにすることで頭がいっぱいになっていて、作曲者の想いだったり曲全体の中のその部分の役目だったりを考えていないことに気づきます。
ビジネスマナーでのバランス感覚と同じように、お琴のレッスンを通じてバランス感覚を徐々に養うことができますよ!(と、お琴をアピール(^o^)丿・・)
バランスを保つにはしっかりした「芯」の部分が必要です。バランス感覚を磨いてブレない自分を手に入れましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
写真は教室のお琴と三味線🌼